海外旅行の持ち物は、準備する時点で細心の注意と工夫が必要です。
まず、国際線のエアラインを使うので、機内持ち込み手荷物のルール、受託手荷物のルールを各航空会社のHPでしっかり確認してから準備をする必要が有ります。
次に、国内旅行とは違い、パスポートを持ち歩く事と、スリの被害に遭わない為に、バッグの形を吟味する必要が有ります。
私が久しぶりに海外旅行に行って気づいた事をまとめてみようと思います。
今後も海外旅行先で新たに気づいた事があれば、こちらの記事を更新していくつもりです。

機内持ち込み手荷物と受託手荷物は、各航空会社のHPを見て、サイズ・重さ・数量・持ち込み禁止物をきちんと確認して準備しないといけません。追加料金を払わされたり、荷物を没収され、破棄させられたら大変です。
特にLCC利用で受託手荷物ナシにする場合、機内持ち込み手荷物は十分注意しましょう。

機内持ち込み手荷物

機内持ち込み手荷物の必需品や注意点

【機内持ち込み手荷物/身の回り品用ミニバッグの中身】

※必需品
●パスポート
●日本円用財布(かさ張らない財布)→現金、クレジットカード、日本国内交通系ICカード
●現地通貨用財布(硬貨と紙幣が見易い財布)→現地の空港に到着後、空港内の両替所にて日本円を現地通貨に両替したら、メインに使う
●自宅の鍵
●スマホ、モバイルバッテリー類
●眼鏡
※機内で有れば良い物
●かさ張らない羽織もの                   ●靴下
(国内線とは違い、国際線は飛行時間も長く、夏場のクーラーが強すぎて寒い場合、女性の方は特に辛いと思います。LCC利用の場合は、貸し出しブランケットも有料の場合が有ります。)
●マスク
(乾燥対策、寝顔対策)
●除菌シート
(機内食を食べる時におしぼりが無い場合が多い。他、コンタクトレンズをはめる時など)
※現地で観光する際にミニバッグに入れておくと良い物
●晴雨(せいう)兼用傘
●サングラス
●ストール
(首元の日焼け防止、屋内エアコンの寒さ防止)
●日焼け防止腕カバー
(半袖を着る季節、または地域)
●扇子
(暑い季節、または地域)
●ハンカチ、ティッシュ
(国によって、観光地のトイレにトイレットペーパーが付いていない場合も多い)
●常備薬
正露丸糖衣、ビオフェルミン、カロナール(錠剤は極小のチャック付ビニール袋に入れる)(注①)、オロナイン
●鏡、クシ
●リップ、口紅、パウダー系ファンデーション
●電子体温計、爪切り、極小のハサミ(注②)、紙の爪やすり(注③)、綿棒(耳かき用)、救急絆創膏

※化粧品などの液体やジェル類の持ち込みは、ルールをきちんと守らなければ保安検査場で没収、破棄させられます。

※私は、旅行の帰路、現地の空港から出国する時に、機内持ち込み手荷物が保安検査場のⅩ線でひっかかって素通りできず、カバンの中身を全てチェックされました。何がひっかかったのかは定かではありませんが、考えられる物は下記の小物です。
注①=いつも国内旅行に持って行っている、ごく小さな空き缶に常備薬の錠剤を入れていた。缶を開けて中身をチェックされました。これからは、空き缶には入れずに小さなチャック付きビニール袋に入れて持ち歩くつもりです。
注②=手の中に隠れるぐらい小さなハサミで先端も丸く加工されていたので、検査官の人が手に取ってチェックされた後はスルーでした。携帯裁縫セットのハサミや化粧用ハサミでも先端が尖っていない物がベターだと思います。
注③=金属の爪やすりをカバンに入れていて、保安検査場でチェックされました。爪やすりはOKだった様ですが、ドイツ製のお気に入りの爪やすりだったので没収、破棄させられないかドキドキしました。

【機内持ち込み手荷物/キャリーケースの中身/LCC利用】

着替え
●下着(スポーツブラ、ショーツ、インナーシャツ、スパッツ)
※ショーツに関しては、宿泊数+未使用新品1枚(女性同行者のアクシデントにも対応できる様)。
●日程に応じた着替えの洋服
●パジャマ兼部屋着(かさ張らず軽い服)
スキンケア用品、化粧品(液体類の規定に注意)
洗顔料、化粧水、クリーム、日焼け止め、化粧下地、ファンデーション、リップ、口紅、
ハンドクリーム、クシ、ヘアブラシ

国際線でも、国内線と同じで、重量とサイズと数量が機内持ち込み手荷物の規定以内のカバンなら、ハードタイプのキャリーケースであれば座席の上の収納棚へ入れ、布製などのボストンバッグであれば、前の座席の下にも置く事ができます。(私は、現地3泊程度の短い旅行であれば、国内旅行でも海外旅行でも、スーツケースやキャリーケースは持って行かず、軽い布製のボストンバッグを持って行く方が好きです。前の座席の下に置いておけば、機内で何度でも荷物の出し入れができるからです。)
主に着替えの衣類、基礎化粧品など、すぐに使わない物を入れて機内に持ち込みます。化粧品などの全ての液体やジェル類の持ち込みは、ルールをきちんと守らなければ保安検査場で没収、破棄させられます。

化粧品やスキンケア用品などの液体やジェル類は、必ず小さい容器に移し替えて持って行く方が賢明です。機内持ち込みのルールの点でも、かさと重さを減らす点でもベターです。

私は、国内旅行にも海外旅行にも、洗濯用の固形石鹸を小さく切った物を必ず持って行きますが、靴下や下着など、軽く洗いたい時に便利です。

国内旅行とは違い、ホテル宿泊時のパジャマ用の部屋着は持って行く必要が有ります。薄手でかさ張らない長袖と長ズボンを1枚ずつ持って行けば十分です。

着替えに関しては、宿泊数によって必要な下着と着替えを持って行きますが、受託手荷物ナシにする場合、着替えは最小限にする努力が必要です。
私は車で旅行する事が多いので、普段は着替えをあれもこれも何でもたっぷり持って行きますが、結局、たくさん持って行っても、着替えはそんなに要りません。
海外旅行の場合、LCCの場合は特に、荷物を最小限にしたいところですし、暑い季節や地域への海外旅行なら、トップスは汗が乾きやすいポリエステルのTシャツを必要枚数持って行き、ボトムズは、七分丈などのズボンの替えを最低限持って行けば十分です。

LCCの場合、受託手荷物は完全に別料金になる場合も有ります。

持って行く全ての荷物に関して、機内持ち込み手荷物の数とサイズと合計の重さの規定以内であれば、受託手荷物ナシにすれば、到着した空港で、受託手荷物受け取りの待ち時間も無いですし、LCCの場合の受託手荷物追加料金も節約できます。ただし、化粧品などの液体やジェル類の持ち込みは、ルールをきちんと守らなければならず、荷物の重さのコントロールもプレッシャーにはなります。

受託手荷物が完全に別料金になる航空会社の場合で、往路から荷物が多くて受託手荷物を預ける時には、同行者と相談して、受託手荷物を2人~4人で一つ等、事前予約しておけば安心です。料金も、航空券予約時に同時に受託手荷物の予約をすると、当日より割安になる場合が殆どです。復路は、予想外にお土産が増えて、機内持ち込みできない場合などの事も考慮しておく方が安心です。

私の場合、暑い地域へ旅行へ行ったのですが、一度その国へ旅行に行った事のある同行者が、「日本みたいに、あちこちにコンビニは無い。ホテルのレストランの水で前にお腹を壊した」と言ったので、500mlのペットボトルを、同行者全員の分で20本も、往路の受託手荷物に入れました笑。ところが現地では、コンビニはフツーに有るし、至る所で安価でペットボトルが手に入り、ホテルの部屋、オプショナルツアーのバスの中などでも無料で配られ、最後は余りまくって帰りの空港で処分しましたが。
復路は、同行者が、お土産を大量に買い、日本国内の販売価格より割安な人気の歯磨き粉も爆買いしていましたので、パッキングの後にホテルのロビーの計りで重さをはかると、重量はギリギリセーフでした。

現地でのカバンのコツ

海外旅行で持ち歩くミニバッグ(機内持ち込み時の身の回り品用ミニバッグ)は、意外と、リュックは出し入れが不便でなおかつ不用心です。
ウエストポーチも、バックルが後ろに有る為、外される可能性が有るのと、治安の悪い国では、背の低い子供にウエストポーチを狙われる場合も多いらしいです。
バッグは、折り畳み傘やペットボトルなども入るサイズの『ショルダーバッグ』が良いです。それと、ショルダー紐の長さ調節ができる物が良いです。斜め掛けにして胸の下の高めの位置にキープしているのが一番安心で機能的です。
海外旅行で持ち歩くバッグを選ぶ場合は、デザインや見た目より機能性重視です。

バッグは、高価なブランド物は避け、バッグ本体の重量が少しでも軽い物を選び、中身が見易くて整理しやすく、収納ポケットやファスナーが数か所有り、できればダブルファスナーが付いているタイプがベターです。

飛行機内でトイレに行く時や空港での入出国手続きの際、下記の物を入れて首から下げるウォレットが有ればさらに便利だと思います
❍パスポート
❍日本円用財布(かさ張らない財布)現金、クレジットカード、日本国内交通系ICカード
❍自宅の鍵
❍スマホ

服装のコツ

機内でトイレに行く時や、観光地でトイレに行く時の事を考えると、たっぷりギャザーやフレアーの丈の長いスカートは避けた方が賢明です。
私は、何も考えずに、たまたま、ウエスト部分が幅広ゴムのみのズボンを履いて往復の飛行機に乗ったのですが、機内の狭いトイレで便利な事に感激しました。今後、服を買う時、海外旅行用に、ファスナーもベルトも無いゴムだけのシンプルなズボンを探そうと思っています。