着にくい服や着ない服を捨てる前に自分でお直し&リメイク

いつか暇な時にやろうと思っていた、洋服の“お直し”や“リメイク”を、新型コロナウィルスによる外出自粛期間中の暇つぶしで始めたのがきっかけで、その後も少しずつ数をこなすうち、自己流ですが、だんだんと要領良くなってきました。

何らかの理由で着にくい服、サイズが合わない服など、捨てるのがもったいない服は、ダメ元で自分で手を加え、上手くいかなければ諦めて処分すれば納得できると思います。

こちらは全て私自身がお直しやリメイクをした物です。今後も、お直しやリメイクをする度に新しい投稿をして更新していきたいと思っています。

擦り切れた長袖の袖口をお直し

ロックミシンでお直し

家族のお気に入りで、袖口が擦り切れたまま着ていた長袖のミドルレイヤー。メリノウール専門のアメリカのメーカーのウエアで、10年以上は着用しているとの事。購入金額が2万円弱だったと聞き、擦り切れた袖口の補修をしました。もし綿の生地もしくは裾の部分であれば、三つ折りなどで縫う事ができますが、今回は袖口なので伸縮性を考えて、ロックミシンで裁断と裁ち目かがりをして終わりにしました。

 

ズボンのウエストサイズをお直し

ズボンのウエストサイズ詰め

レディースSサイズの7分丈パンツ。ウエスト部分にはぐるっと一周幅広ゴムが入っていて、ベルトループは無く、サイズ調整がしにくいタイプです。
履き心地がイマイチで、買ってから一度も履かず、タグも付いたままタンスの肥やしになっていました。
お尻側の股上が足らないのかも?と思いつつ、なぜ履き心地が悪いのかわからなかったのですが、今回、試しに家族に履いてもらったら「特に違和感は無い」との事で、私にはウエストがブカブカすぎて、お尻部分がフィットしない事が原因だとわかりました。
一度も着ていない新品の服のお直しはやった事が無かったのですが、今までの一連のお直しが良い練習になり、だいぶ慣れてきたので、お直しの手順もすぐ判断できました。

《お直しの手順》
ウエストの内側の縫い目を少し解く(左側の脇部分に、ゴムを縫い合わせているであろう分厚くなっている箇所が有った為、その部分の縫い目を解く)
幅広ゴムの縫い合わせ部分を解き、サイズを確認しながらゴムを縫い合わせる。
解いたウエスト部分を手縫いで縫い閉じる。表側に縫い目が出ない様に一針ずつ確認しましたが、解いた部分はわずかなので、すぐに終わりました。
※長さが余ったゴムは切らずに、そのまま縫い合わせ、ゴム同士の縫い目もざっくりと縫いました。もしかしたら再度、長さを調節するかもしれないので、2回目のお直しの為です。

アップの画像の見た目は、糸くずや糸ぼこりが付いていますが、未着用のズボンです笑。お直し後に履いてみたら、ウエスト周りがピタッと決まり、お尻の部分もフィットして違和感ないです。夏の旅行にでも履いて行こうと思います。

 

平凡なレギュラーカラーシャツをリメイク

“こなれた感”のアウター使いのシャツにリメイク

私は、レギュラーカラーのシャツをTシャツの上に羽織る事も多いのですが、アウター使いするには、丈や形がまあまあ許せる物と、イマイチと感じる物が有ります。
今回、手元に有る普段着の要らないシャツを、女性向きのアウター使い用のシャツにリメイクしてみました。いい感じの普段着として使えそうです。

参考にしたのは、数年前に、ベージュの色が好みで買ったアウター使い用のシャツです。見た目よりかなりの優れモノで、“こなれた感”が有り、どんなスカートにも合わせやすく、旅行にもよく持って行きます。
今回、そのシャツの丈と裾の造りを真似して、手持ちのシャツをリメイクしました。

《参考にしたシャツ》
レディースのMサイズですが、サイズ的には、着丈は58㎝で、
フロントの裾の形は、センターから5㎝の箇所で、8㎝の幅を谷折りにして裏側に4㎝のタック。更に表側4㎝脇寄りの箇所で、同じく8㎝の幅を谷折りにして裏側に4㎝のタック。で、身頃の左右に2箇所ずつタックを取る形です。
センター部分は裏側に3.5㎝上に折り返してから前立て部分を仕上げている形です。

3作目

※縫って着てみてから気づいたのですが、3作目のシャツに関しては元のシャツの身幅が細目で、タックを取ると、前のボタンが留められないぐらいでした。

《リメイク後》いい感じにできたと思ったけれど、前のボタンが留められなかった

《1回目お直し》
センターから4㎝の箇所で3㎝の幅を谷折りにして裏側に1.5㎝のタック。そこから更に表側3㎝脇寄りの箇所で、同じく3㎝の幅を谷折りにして裏側に1.5㎝のタック。と、小さめのタックで一から縫い直しました。最初よりは身幅は良い感じのサイズ感でしたが、センター部分を上に3.5㎝折り返しているので、一つ目のタックは目立ちません。小さなタックにする場合は、もう少し脇寄りでタックを取った方が良かったです。

1回目お直し(タックが目立ちにくくて中途半端でイマイチな感じ)

《2回目お直し》
このままでは気が済まないので、次は、センターから6㎝の箇所で4㎝の幅を谷折りにして裏側に2㎝のタック。そこから更に表側4㎝脇寄りの箇所で、同じく4㎝の幅を谷折りにして裏側に2㎝のタック。と、若干、タックを脇寄りにずらしてタック幅も変えて一から縫い直しました。もう、これで良しとします。
私の体形はヤセ型ですが、今後、同じ形にシャツをリメイクする場合は、身幅の細目のシャツは避けようと思います。

2回目お直し(一番最初よりビミューだけれど、身幅の事を考えるとこれで限界)

2作目

1作目

カシメボタンが付いているので、前の裾の真ん中に関して、裏には折り返さず、後ろ側と同じ丈のままにしてみました。これではイマイチな感じがします。

カシメボタンは取り外さずに、前の裾の真ん中を裏に折り返しました。
たったそれだけの事で急に“こなれた感”が出る感じです。知らんけど笑
(参考にした既製品のシャツは、センター部分は裏側に3.5㎝上に折り返してから前立て部分を仕上げている形ですが、手持ちのシャツのリメイクなので、前立て部分をそのまま裏側に折り返して糸でかがっています。)

 

カットソーの肩パッドを切り取り

肩山のラインに縫い付けている肩パッドをロックミシンで裁断

単独で買ったカットソーではなく、元は総レースの黒いシャツのインナーとして付属していたカットソー。総レースの黒いシャツも一度も着ていないままなのですが、カットソーだけ普段着に使う事にしました。
しかし、薄い肩パッドが付いていて、邪魔に感じます。中綿もごく薄く、表側にあまり影響しないほど薄い肩パッドですが、カットソーの肩山のラインに完全に縫い付けてある共布の肩パッドです。リッパーで解いても肩パッドだけ外れる形状ではないので、ロックミシンで裁断しました。

首元のひらひらがビミョーですが、黒いカットソーなので普段着にバンバン着ようと思います。

半袖Tシャツをロンティーにリメイク

化学繊維の半袖のTシャツ + 別の袖 → ロンティー

品質表示では、ポリエステル47%、アクリル25%、レーヨン23%、ポリウレタン5%の、混紡生地の色違いの2枚の半袖Tシャツ。薄いニットの様な感じのTシャツで、素材的にも、真夏に着るとかなり暑苦しくて不快なので、涼しい時期だけ着ていました。先にロンティーにリメイクした分厚めの綿の半袖Tシャツ2枚が、部屋着として活用できているので、今回も部屋着に使う為にロンティーにリメイクしました。前にバスマットとキッチンマットにリメイクしたニット2枚の袖が余っていたので、その袖を継ぎ足し、半袖から長袖に作り替えました。部屋着としてせいぜい着倒して、納得してから処分したいと思います。

分厚めの綿の半袖Tシャツ + 別の袖 → ロンティー

色がビミョーなので最初から部屋着にしていた色違いの2枚の半袖Tシャツ。生地は綿100%でも若干分厚めで、真夏には着る気になれず、着るタイミングを逃しがちでした。何度も捨てようと思ったのですが、「生地はしっかりしているし長袖だったら春先や秋口に部屋着として着られたのになぁ」と思っていました。今回、色違いの2枚の、いらないフリースタートルの長袖部分を継ぎ足して、半袖から長袖に作り替えてみました。部屋着としてせいぜい着倒して、納得してから処分したいと思います。

 

襟だけをカットして付け襟に再生

フリースタートル ~ 重ね着インナータイプの付け襟

以前、スキー用のインナーとして使っていたフリースタートル。ストレッチ性も低く、何年も使わずに残っていました。部屋着で着たりもしていましたが、使用感も出てきたので、襟の部分だけカットして、首回りの防寒の為に、丸首セーターの下に重ね着してみようと思います。

【使った感想】首まわりが大きめに開いている極太毛糸のダボっとした丸首セーターの下に着てみました。首元が暖かくてとても良かったです。Vネックのセーターの中にも着られると思います。今までこの発想は無かったので、先日、見頃が細身で窮屈だった、生地がもっと薄いフリースタートルを1枚捨ててしまったばかりで、かなり後悔しました。生地が薄かったのでバスマット等のリメイクには使わないだろうと思ったのと、色がショッキングピンクだったのと、着た感じがピッタリフィットすぎて肩まわりが少し窮屈だったので、古着回収の日に捨ててしまいました。もったいない事をしました。笑

アベノマスクをリメイク

“着にくい服・着ない服”のカテゴリーではないですし、コロナ禍のマスク不足の折に配布されたアベノマスクのリメイクは、完全に旬を過ぎたネタですが、今回、重い腰を上げて、我が家で使わずじまいだったアベノマスクの在庫を全て、ようやくリメイクしましたので、記念に載せておきます。笑
配布された当初、家に有ったガーゼのハンカチと組み合わせて、試しに1枚だけアベノマスクのリメイクをしたのですが、それはただ、立体マスクの形に作り替えただけでした。
今回は、ちょっと気合を入れて、自宅にわずかに残っていたレースっぽい生地も有効活用して、ちょっと上品に仕上げました。この生地は、大昔のワンピースの残り物のハギレで、いつか、他の生地と組み合わせてかわいい巾着袋でも作ろうと大切に保管していた生地です。なかなか価値が有る生地だと思っていたので、無駄にしない様に、今回のマスクはメチャクチャ丁寧に縫いました。
マスクの真ん中の縫い目が表に見えない様に、穴あきの生地には裏打ちをしました。穴あきの生地の裏に晒を重ねて、2枚同時に立体マスクの型紙通りにロックミシンをかけて、表側の生地として使いました。
内側の生地は、分解したアベノマスクのガーゼを重ねて、立体マスクの型紙通りにロックミシンをかけて、手洗いしてもほつれない様にしました。
リメイクする前に、よく似た女性向きの布マスクをお店でみかけて、お出かけ用に買おうかと思ったのですが、「いやいや、先にアベノマスクをリメイクしろよ!」と自分に言い聞かせて、ぐっと我慢して買わずに帰りました。
マスク不足の時には、ガーゼのハンカチをかき集めて十数枚の布マスクを作りましたが、今回のは、ちょっとだけ凝ったので、自分の中では一番の自信作です。笑

 

ウエストゴムのお直し

ゴムが伸びてしまったハーフパンツをお直し

部屋着にしていたハーフパンツ。ウエストの後ろ側にだけゴムが入っています。しかも、ゴム幅の半分の位置のラインは、ズボンの生地の上からミシン縫いされているパターンです。中のゴムが伸びきって、ベルトが無ければずり落ちる状態になったので、お直ししようと思いました。
ミシン掛けされている横のラインの糸を全て解き、腰の左右の内側の縫い目も解いて、中のゴムを取り出しました。上が伸びた古いゴム、下が新しく入れたゴム

新しいゴムを入れて、腰の左右の縫い目に留め付け、縫い目をかがって完成。

 

スカートのウエストサイズをお直し

スカートのウエストサイズ詰め

ウエストが大きすぎて履けないスカート。好みの形と色。生地も少しスエード風、捨てるのはもったいないのでリペアしました。

ずいぶん昔のスカートで、ウエスト部分は1周インサイドベルトがぐるっと入っており、サイズの融通がききません。

今風の“前側のみがインサイドベルトで後ろ側がゴム”の形状にして、ウエストサイズを詰めました。

古いスカートのウエスト詰めの方法として考えた事は有りましたが、実際にリペアしたのは今回が初めてです。

裏側は手縫い感が強いですが、表から見ると案外きれいで、上手く出来たと思っています。

手順

①ウエストのベルト部分の内側の下の線の縫い目を、後ろ側全部を左右の脇辺りまでほどき、前側はほどかずに残します。

②前側のインサイドベルトはそのまま残し、後ろ側のインサイドベルトを両脇の位置でカットしますが、

このスカートは後ろファスナーなので、インサイドベルトの後ろ側部分のうち、ファスナーの上に付いている前カン(ホック金具)辺りのインサイドベルトはカットせずにそのまま残します。

オスカン(引っ掛ける側のホック金具)が付いている箇所プラス3cm程度、メスカン(受け側のホック金具)やスナップが付いている箇所プラス3cm程度、それぞれ残し、そこから先の後ろ部分のインサイドベルトを左右の脇の線でカットします。

③インサイドベルトと同じ位の幅の幅広ゴムを、必要な長さを確かめながら前側のインサイドベルトの両脇のカットした箇所と、後ろ側に残したインサイドベルトをカットした箇所に、それぞれ継ぎ足して糸で縫い付けます。

④ほどいたウエストの部分を縫い付けます。ゴムになった後ろ側はギャザーが寄って縫いにくいですが、しつけをして、ゴムと生地を引っ張りながら丁寧に縫います。私は、手縫いで縫い止めました。

スカートの前側。元は後ろ側もゴムではなく、インサイドベルトでした。

リペア後。スカートを裏返したウエスト部分。ファスナーを開いたところ

リペア後。スカートのウエスト部分。ファスナーを開いたところ

リペア後。スカートの後ろ側ウエスト部分、ファスナーを閉じてホック金具とスナップも留めたところ

リペア後。スカートの後ろ側全体

Tシャツの丈を長くお直し

漂白剤で脱色してしまった部分をカットしてTシャツの裾をお直し

お風呂掃除でスプレー式の漂白剤を使った時に、Tシャツに飛び散ったらしく、洗濯して干す時に気づきました。元がメンズのSサイズで丈が若干長めだったのと、漂白された部分が裾に近かったので、裾をカットしてロックミシンをかけた後に二つ折りでミシン掛けをしました。

《裾に別布を継ぎ足して丈を長くしました》
裾をカットしたTシャツを一度だけ着てみたら、少し丈が短かすぎて落ち着かないので、処分したパーカーの袖部分の布を長方形に切り取り、裾に継ぎ足して縫い付けました。丈が長くなったので着られそうです。

 

トップスの丈を短くお直し

カットソーの丈を短くお直し

中途半端に長く、使わないポケットも邪魔なカットソー。まずポケットを取り除き、丈も短くカットして着やすいTシャツにお直ししました。

ポケットは、リッパーで糸を解いて取り除き、開いた部分はミシンをかけて縫い綴じてからロックミシンで処理、裾はカットしてロックミシンで端処理をしてから三つ折りでミシンをかけました。今回も、黒のミシン糸で2本平行にミシン掛けをして、“なんちゃってカバーステッチ”仕上げにしました。素材はポリエステル65%綿35%のTシャツとトレーナーの中間の様なしっかりした生地で、普通のミシン糸でじゅうぶん縫えました。

丸首トップスの丈を少し短くお直し

素材はテンセル100%という聞き慣れない生地です。洗濯したらシワになりやすいのが難点です。ブカッとした形で、なんとなく可愛くて、家族が良く着ていたのですが、処分する前にお直ししてみました。不要なポケットは取り除いた後にミシンで脇を縫い綴じてからロックミシンで端処理、裾も少しカットしてから三つ折りでミシンをかけました。ポケットが無くなった分と丈が短くなった分、若干シワになりにくいかもしれません。

お直し前

裾とポケットをカット

丈が短くなった後

本当は、ポケットを取り除いて、丈を短くして完成のつもりだったのですが、良く見ると、後ろ身頃の襟ぐり回りに破れた箇所を発見しました。もしかすると、ブランドタグが付いていた箇所かもしれません。破れている事に気づいていればお直しまでせずに処分したのですが、後の祭りです。

面倒だとは思いましたが、カットした生地を継ぎ足して、更にお直しをする事にしました。

洗濯で擦れて、一番使用感の有った襟ぐりをぐるっとお直しです。裾をカットした生地の上半分を使って、襟ぐりに生地を継ぎ足して、Tシャツの様な形状の襟ぐりにしました。もちろん破れていた箇所を隠すのが目的です。

ついでに、袖口も使用感が有ったので、裾をカットした生地の下半分を使って、袖口に生地を継ぎ足して、フレンチスリーブの袖が少しだけ長くなりました。

もう、これだけしか生地が残っていません。完成

手袋をお直し

古くなった手袋をお直し

家族がいらないと言った手袋をしばらく使っていましたが、飾りの金属のメッキが剥げて、手首周りの白いボア部分も洗濯しても薄汚れた感じになりました。本体はスエード調で、色も悪くないので、お直ししてみました。

飾り部分はニッパーを使ってカット。白いボア部分はリッパーで糸を解いて取り外しました。手首周りは切りっぱなしになったので、家に有ったスエード調のハギレでくるんで縫い留めました。

カバンの中で、金属の飾りがスマホに当たるのを気にしなくて良くなったのと、ボア部分を取り外したことによって、その分、かさばらないので、一石二鳥でした。

今まで、近所のスーパーに行く時にだけ使っていましたが、ちょっとしたお出かけにも使えそうです笑。

丸首トップスの襟ぐりを小さくお直し

丸首ニットの襟ぐりを小さくお直し

丈が長めで、お尻が隠れる薄手のニット。襟ぐりが少し大きめで、中の下着がチラ見えするのが難でした。余っていた帽子のあご紐用の平ゴムを、紐通しに通し、襟ぐりの内側に通して、襟ぐりの内側に糸で綴じ付けました。これで、襟ぐりを気にせずに着られそうです。

丸首ニットの襟ぐりを小さくお直し

丈が長めで、お尻が隠れる薄手のニット。しかし、襟ぐりが少し大きめで、中の下着がチラ見えするのが難でした。余っていた帽子のあご紐用の平ゴムを、紐通しに通し、襟ぐりの内側に2本通して両端を結んだ後、襟ぐりの内側に黒糸で綴じ付けました。これで、襟ぐりを気にせずに着られそうです。

丸首カットソーの襟ぐりを小さくお直し

襟ぐりが大きくて着ていても落ち着かない服。もう、何着もお直ししました。部屋着や普段着に使っています。

お直し方法も進化して?今回は、留め付ける部分も簡単で、あっという間にできました。

襟ぐりに入れるゴムの両端を結んで輪っかを作り、その輪っかに糸をくぐらせて、見頃に縫い付けるだけです。

お直し前

特に縫い目をほどく事もなく、襟ぐりの内側の縫い目の隙間に針を刺します。

ゴムの端の余分な部分は、表に飛び出さない様に目打ちで縫い目の隙間に突っ込みます。

丸首ニットの襟ぐりを小さくお直し

薄手のニットで、外出着には使えない様な着古した感の有るニットですが、軟らかくて肌触りが良いので、部屋着にしています。しかし、これも襟ぐりが大きくて、中の下着がチラ見えするのが難でした。セーターの様に編み目や綴じ目の隙間が無いので、細いゴムを太い針に通して、襟ぐりの内側に2本通し、両端を結んだ後で、襟ぐりの内側に黒糸で綴じ付けました。これで、襟ぐりを気にせずに着られそうです。


丸首セーターの襟ぐりを小さくお直し

春先にも着られる薄めのセーターですが、襟ぐりが少し大きくて、中の下着がチラ見えするので、襟ぐりの前身頃部分にだけゴムを通して、ゴムの両端を縫い付け、襟ぐりを小さくしました。

セーターの襟ぐりの裏側の綴じ目の隙間に紐通しを突っ込み、切り込みも入れず、セーターもほどかず、あっという間にできました。この方法は、襟ぐりのお直し全般の基本かもしれません。

今まで、襟ぐりが大きくて着にくいニットやカットソーを何枚も捨てたのが悔やまれます。

襟ぐりの裏側、ゴムの端を折返し、綴じ付けた箇所

完成

丸首シャツの襟ぐりを小さくお直し

襟ぐりが大きくて中の肌着が見えそうで着にくかったカットソー。ちょうど飾りレースに穴が開いていたので、その穴に細いゴム紐を通して少し引っ張ると、襟ぐりが小さくなりました。

ゴム紐の両端だけ内側で結んで止めただけです。裏側の両端に穴を開けたり裏側に当て布をする手間も省けました。

 

ジーンズをお直し

裾が擦り切れたジーンズをお直し

ジーンズの裾が擦り切れたので、擦り切れた部分をカットして裾を縫い直しました。いつも、裾の三つ折りの幅は1.5㎝ぐらいなのですが、丈が短くなると嫌なので、1㎝の三つ折りにして、ジーンズ専用のステッチ糸でミシンをかけました。

膝が破れたジーンズをお直し

色落ち加工のジーンズで、膝の生地が余計に薄くなっていた事も有り、石畳の道でつまずいてコケて、膝が完全に破れてしまいました。過去には、コケて膝が破れたジーンズは、すぐに捨ててきました。わりと新しいジーンズなのにコケて破ってしまった時などはショックでしたが、悔しいので捨てました。
今回破れたジーンズは、履き古した物だったのですが、ぴったりフィットで履き心地が良かったので、修繕してみる事にしました。

最初は、裏側から穴を塞ぎ、表から見たら一本線の様に縫おうと思って試みたのですが、上手く行かず、小さな穴も、目立たない色の糸で繕ってみましたが、納得できず、いっそのこと、膝当て方式で修繕しようと思いました。先に、裾をカットした別のジーンズの切れ端を使いました。

 

完成。
膝当てに使った切れ端は、ストレッチ性の有る生地で、洗濯をしていけば、もっと落ち着くと思います。家の中や、近所のスーパー程度なら、履こうと思います。

先に丈直しをして履いていたジーンズも、コケていないのに、太もも部分に穴が空きました。ハッキリ言って寿命です。しかし、今回は、こちらにも当て布を縫い付けて修繕しました。こうなったら、お尻部分に穴が空くまで履き倒したいです。

先に、裾が擦り切れてお直ししたジーンズも、膝に穴が開いてしまいました。色落ち加工のジーンズで、膝の生地が余計に薄くなっていた事も有り、自然に穴が開きました。寿命です。しかし、今回も、こちらにも当て布を縫い付けて修繕しました。ブルージーンズではなくグレー系の色なので、当て布は、処分したジーンズを裏返して使いました。お尻部分に穴が空くまで履き倒したいです。

 

丈の長いジーンズを自宅でお直し

家族が不要だと言ったジーンズ。横方向に少しストレッチがきいていて履きやすそうなのに、私には若干長く、靴を履いても地面を擦るので、少し長さをカットして、ジーンズ専用のステッチ糸でミシンをかけました。

生地が少し分厚くてシッカリしているので、ストレッチ素材でも、ミシンがけは、それほど難しくはありませんでした。

 

丈の長いジーンズを手縫いでお直し

家族が不要だと言ったスキニーっぽいジーンズ。縦方向にも横方向にもストレッチがきいていて、ジャストフィットで履きやすかったのですが、長すぎる丈をカットして、ジーンズ専用のステッチ糸でミシンをかけてみましたが、裾がスリムなのと縦と横の両方へのストレッチ性が強い生地で、何度やってもミシンの送り歯に生地がかんでしまい、上手く出來ませんでした。

最初は、青いストレッチ性の糸で、まつり縫いをしてみたのですが、気に入らないので全部ほどき、ジーンズ用のステッチ糸を2本取りにして、普通に並縫いで縫いました。目の詰まったジーンズの生地が、すぐにほつれる事はないと思いますし、糸が切れたりすれば、また手縫いでやり直せば済むので、そうなるまで、せいぜい履き倒そうと思います。

 

丈の長いジーンズを自宅でお直し

家族が不要だと言ったジーンズ。試着してみると少しストレッチがきいていて履きやすかったのですが、私には丈が少し長くて借り物みたいな状態に。

ジーンズ専用のステッチ糸でミシンをかけました。

私のミシンは“デニムも縫える”がうたい文句のミシンだったはずなのに、今回は何故か苦戦…失敗して縫い目を2回解いて初めて気づいたのは、生地の分厚さではなく、生地のストレッチ性(横方向にのみストレッチ性)ゆえに、布が噛んで上手くミシンが進まないのかもしれないという事で、デニム生地の下に紙を敷いて紙と一緒に縫ってみたら、すぐにラクラク縫えました。

カットする前のステッチの色とそっくりで、専用のステッチ糸を買って良かったと思いました。

トップスの裾をシンプルな形にお直し

綿ブラウスの裾をシンプルにお直し

裾で結ぶタイプのトップスは何枚か持っているのですが、生地がトロンとしていたり、結ぶ部分の生地がもう少し長めだったり、着ていても割とシックリします。

しかし、このブラウスは裾で結ぶと中途半端で、お腹周りが膨らんで見えて似合わなかったので、直線になる様にロックミシンをかけながら裁断し、二ツ折りで仕上げ、オーソドックスな形にお直ししました。

着てみたら、裾の幅が広めで落ち着きが悪かったので、左右の端に2か所タックを取り、糸で縫い付けて、少し裾つぼまりにしました。

トップスの裾の幅をお直し

綿ブラウスの裾を裾つぼまりにお直し

元から裾が広めの綿ブラウス。着た時に落ち着きが悪かったので、左右の端に2か所タックを取り、糸で縫い付けて、少し裾つぼまりにしました。

 

ワンピースをトップスにお直し

ワンピースをカットソーにリメイク

もう誰も着ないワンピースです。ポリエステル65%、綿35%のジャージの生地で、厚みも有りしっかりしているので、カットソーにしたら活用できそうだと思いました。自分が良く着ている普通のカットソーの丈に合わせて裁断し、切れ端部分にロックミシンをかけて二つ折りでミシンをかけました。最後の二つ折りは、きちんとしつけをして、ゆっくり丁寧にミシンをかけました。

切り落とした裾部分

二つ折りにして自分でミシンがけをした部分

完成。なかなか良い感じです

 

ドッキングワンピースのトップス部分に布を継ぎ足して単品トップスにお直し

上下異素材のドッキングワンピース。もう家族の誰も着ません。スカートの表地の生地は、先にペチコートにリメイクしましたので、残ったトップス部分は、そのままでは丈が短くて着にくいので、別の生地(いらないメンズのパーカーの後ろ身頃の生地)を継ぎ足して単品のトップスにお直ししました。

丈をカットするよりも手間はかかりますが、せっかく初めての丈の継ぎ足しのお直しをするのだからと、頑張って丁寧に縫いました。

まず、ワンピースの両脇の下の方を一度ほどいてから、前身頃と同じ幅にカットしたパーカーの生地を継ぎ足し、後ろ身頃も同じ幅にカットしたパーカーの生地を継ぎ足し、その後で、両脇を裾まで縫い合わせ、三つ折りで裾上げをして、“なんちゃってカバーステッチ”の直線2本縫いで仕上げました。

ワンピースのトップス部分の素材はポリエステル68%レーヨン31%ポリウレタン1%

パーカーの素材はポリエステル70%綿30%

丈を継ぎ足して出来上がった裏側、前身頃。黒の裏地は、最初からワンピースのトップス部分に付いていた裏地で、スカート部分の裏地と繋がっていた為に、切り離してロックミシンで端処理をしました。

裏側、後ろ身頃

継ぎ足した裾の部分、前身頃。パーカーのチェックの柄が大きめなので、左右対称に柄合わせをしました。

継ぎ足した裾の部分、後ろ身頃。パーカーのチェックの柄が大きめなので、左右対称に柄合わせをしました。

継ぎ足した裾の部分、脇の柄もズレていても、偶然、良い感じの柄合わせになりました。

出来上がり、前身頃

出来上がり、後ろ身頃

パーカーのフードを取り外すお直し

プルオーバーのフーディーを丸首トレーナーにお直し

素材はポリエステル65%綿35%の薄めのスウェット生地で、クタッとなる感じで、最初から部屋着に使っていたフーディ。もう誰も着ないので、私が部屋着にしようと思い、洗濯で乾きにくいフードと不要なポケットと、スリムフィットで長めの裾部分の3箇所をカットし、着やすい丸首のトレーナーにお直ししました。

ポケットは、リッパーで糸を解いて取り除き、開いた部分はミシンをかけて縫い綴じてからロックミシンで処理しました。フードをカットした丸首部分は、内側に折り返して1本だけミシンをかけました。

裾はカットしてロックミシンで端処理をしてから三つ折りで1本だけミシンをかけました。

カットした部分(フード、ポケット、裾)

出来上がり

 

 

透けるトップスをお直し

肩が透けるレースのトップスに裏地を縫い付けてお直し

袖と肩の部分に裏地が無いレースのトップス。平置きにすればわかりにくいですが、着用したら確実にインナーが透けます。毎回、黒のタンクトップをインナーに着るのも面倒なので、前身頃と後ろ身頃の胸から上の裏地の無い部分に、裏地を縫い付けて、着やすくお直ししました。

裏地は、いらないタンクトップの生地を、トップスの丸襟に合わせてカットし、ロックミシンで処理してから、前身頃と後ろ身頃の肩山の部分だけをミシンで縫い合わせ、レースのトップスの襟ぐりにまつり縫いで縫い付けました。

お直し前。前身頃の表側お直し前。前身頃の裏側お直し後。前身頃の裏側

お直し後。後ろ身頃の裏側お直し後。前身頃の表側

 

刺繍やデコパーツを取り除くお直し

刺繍入りカーディガンを無地にお直し

安っぽくはない豪華な刺繍ですが、好みに合わない“刺繍入りカーディガン”。裁縫道具の“リッバー”を使って刺繍糸を丁寧にほどきました。

カーディガンの生地に穴を空けてしまったら終わりなので、表側からも裏側からも慎重にほどいていきました。

リペア前。「う~ん…コレ、いつ着る?」

リペア後。黒の無地なら用途が広がりそうです。

 

カットソーの胸まわりのビーズを外してシンプルにお直し

ビーズが付いているだけで、Gパンなどにも合わせにくいイメージで、着ないまま何年も経っていた薄手ニット。とりあえず、全部のビーズを外してみました。少しはシンプルになったので、普段着としてバンバン使いたいと思います。

 

 

 

カットソーのフロント部分のレースとビーズを外してシンプルにお直し

レースとビーズが付いているだけで、Gパンなどにも合わせにくいイメージで、着る機会の少なかった綿の半袖カットソー。フロント部分のレースとビーズを外してみました。レースは細かいミシン目でしっかり縫い付けられており、ビーズも手縫いでしっかり縫い付けられており、生地を傷つけない様にリッパーで解くのは、かなり根気がいりました。おおかた解いた後に私の電池が切れて、最後の最後にリッパーを布地にひっかけてしまい、一か所だけ小さな穴が開いてしまってガックシでした笑。開いた穴は裏側から糸でつまみ、一度洗濯してみたら、全体のの解いた箇所の針の跡はほとんど目立たなくなり、少しはシンプルになったので、普段着としてバンバン使いたいと思います。

カットソーの首まわりのデコパーツを外してカバーステッチ風にお直し

普通のロンティーですが、色も派手で首まわりのデコパーツもメタル調で派手で、この先、外出用に着る事も無いので、首まわりのデコパーツを剥がしてみました。予想外に剥がしにくかったのですが、どうやら強力な両面テープでもなく、ホットメルトかボンドで貼り付けていた様です。結果、剥がした箇所には白いボンドの形がクッキリです。このままインナーとして着るのも、なんとなく嫌なので、襟ぐりを内側に折り返し、ミシンで縫い付けました。ここぞとばかりにカバーステッチの練習です。今回は、まず、内側から黒糸で1本縫い、その縫い目に平行して、表側から黒糸でもう1本縫いました。カバーステッチ風に案外きれいに縫えました。専用のカバーステッチミシンにも興味が有りますが、いまのところ普通のミシンの直線縫い2本で、“なんちゃってカバーステッチ”で頑張ります。

剥がしたままの状態

内側に折り返して縫い付けた状態